ベルトは、優れた特性をもつテフロンを強靭なガラスクロス、又はケブラーに複合させて開発した、極めてユニークな特性をもつ工業材料です。
ベルトの基材のクロスは、テフロン含浸用に特別に織られた強くて、しなやかな材料が使用されているため、製品の安全性(強度、表面状態、厚さなど)が優れていて、特にケブラーを基材にしたもの、テフロンの含有量の多い製品、グラファイトを配合した製品、網目のベルト材などは他社の追随を許しません。
ベルトはこの特別に織ったクロスにテフロンを繰り返し含浸し、焼付けをした、なめらかなワックス状の外観をもつフラットシート状、又は網目シート状のファブリックをエンドレスに接続加工してつくられます。
ベルトを製作するときの重要な問題は、目的に適合した材料の選択と、接続と補強の加工方法ですが、ベルトは溶着が完全で、安定した強度を誇っています。

フッ素樹脂ベルト

など

基材 被覆樹脂 連続使用温度 共通する特徴 特徴
ガラスクロス テフロン −100℃〜315℃ 非粘着性

耐熱性
高い耐熱性
寸法安定性大
不燃性
ケプラー テフロン −160℃〜200℃ 耐水、耐蒸気性が優秀
耐屈曲疲労特性大
小径のプーリが使用可能
用途
製品の種類